ebizoh氏へのレス(4)

http://d.hatena.ne.jp/nomore21/20070401/1175431569#c1175500714

慰安婦決議案の事実関係部分の多くが、中韓ロビーと吉見氏らの著作のプロパガンダに基づくもの。

秦氏の見解ならば正確に引用出来るはずだが。もう一度繰り返す。どの部分がどのように間違っていて誰によるプロパガンダなのか?これについての秦氏の見解をきちんと述べなければ話にならない。

歴史事実に通じているはずの吉見氏の立論は、多くの批判を浴びているのですから、歴史知識の多寡は問題じゃないでしょう。重要なのは本質をつかめるかどうかです。プロパガンダ説は秦氏に由来します。

だからそのプロパガンダ説とやらを正確に引用してもらわないと話にならない。吉見氏の説を秦氏プロパガンダ呼ばわりした部分を教えて欲しい。

いやいや、現時点で私がそう思うだけ

思っただけと。思いつきでデタラメな議論を偉そうに書き付けたことは認めたわけですな。歴史学の権威をかさにきるのは諦めたと。では「歴史学上何の根拠もない暴論ですが」と何故書いておかない?(笑)
で、「世界一の待遇」についてはどうして実証されないのですか?

しかし、この点については、独立後の各国家が日本と戦時処理の条約を結ぶ時点(行為当時よりさらに後の時点)の法意識において問題がある違法な犯罪と考えたのであれば、交渉時の記録に残っているはずなのに、一切残っていません。つまり、行為当時より後の条約交渉時においてすら、旧植民地諸国家の交渉担当者は慰安婦は違法とは考えていなかったことを推認させるのですよ。

そもそも「考慮されていない・文書に残っていない」=「法意識がない」という前提が正しいとは思われない。被害女性が名乗りを上げ、実態が明らかになり始めるまで長い時間がかかっていることをお忘れなく。条約交渉時にあらゆる材料が出揃い、全ての実態が明らかになった上で交渉が行われたという前提を置かなければ成り立たない議論ですな。