2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

反歴史修正主義の流れがブレイクした2007年

今年はインターネット上における反歴史修正主義の流れが、はっきり言ってブレイクした一年といって良いように思う。 まず南京事件。 南京事件に関しては、否定論者たちの主張に新味がまるでなく、ワンパターン化していることもあって、早くから否定論に対す…

日本政府の二枚舌

個人補償についての日本政府の態度を見てみよう。(1)日本政府が原爆被害についての補償請求権をサンフランシスコ講和条約で勝手に放棄した、と考えた原爆被害者は実は日本政府に対して求償請求の訴訟を起こしていてそれに対する判決がこれである。 対日平…

「大したことない」という論理

南京事件論争でも、従軍慰安婦論争でもその全てを否定し「一切なかった」と主張する人は肯定派の中でも割と少数派である。仮にいたとしても肯定派との論争を経るうちに、その9割5分ほどは「多少はあったが大したことはない」に主張を後退させる(残り1分は肯…

韓国が個人補償請求するなら日本も在韓資産返還請求できる?

日本と韓国はお互いにバーターで個人補償請求を放棄しあったわけではない(この点については後述)。 「嫌韓流」など歴史修正主義者は都合の悪いことを省略して議論する癖があるのだが、日本の財産を接収したのは韓国ではなく米軍である。1945年12月6日「米…